水泳用語集

当落線上に同タイム選手が複数いたとき、再レースによって予選等の進出者を決定するレース。勝った者から順に決勝に進出できる。スイムオフにおけるタイムは次レースのコース順には反映されない。

水泳競技で使用するゴーグルは、片眼を覆うポリカーボネートなどの樹脂製アイカップを左右連結し、頭部に回すゴム製のベルトをつけた形態となる。アイカップは無色透明または着色やミラー加工されており、目の周囲の皮膚に接する部分にクッション材を貼り付けた物や、それを省略しアイカップをできるだけ小型化した物などの種類がある。眼鏡使用者のため視力矯正用にレンズ加工されたものもある。公共のプールでは破損した際のガラス片の危険性などからダイビング用のマスク同様に着用が禁じられる例もあったが、ガラス以外の材質の製品が登場したことや、消毒剤からの目の保護や、水を媒介に感染する眼病の予防効果もあり、競泳競技規則でも使用が許されるようになった。

スイマーの間でよく使われる「水をつかむ」、「足に水が引っかかる」などの感覚を総称する表現。手のひらや足だけでなく、周りの水から得られる情報を身体全体で感じとることが重要。普段から水感を意識することで、体調の良し悪しやフォームの乱れを把握したり、効率の良い身体の使い方を自分自身の感覚の中から見つけ出すことができるようになる。

練習法のひとつで、片手ずつストローク練習を行うこと。

呼吸をしないで泳ぐバタフライ。

一本ずつゆっくりとしたペースから泳ぎ始めておき徐々にペースを上げていく。最後はHardになるまでペースアップする。

競技会などで使用される自動計測装置。

ストローク練習の補助具として使用する。キックの強化、スピード感覚を身につけることを目的とする。

レースでゴールするときには、必ず壁に身体の一部（平泳ぎとバタフライは両手）を着かなければいけない。また、背泳ぎは仰向け姿勢を維持したまま、平泳ぎとバタフライは両手を同時に着かなければいけないという規定もある。手を着く場合、指先さえ着いていれば、手のひらが壁に触れていなくてもかまわない。

潜水し進むこと。

泳ぎ始めてから3ストローク（片手種目は6ストローク）まで全力で泳ぐこと。乳酸が身体にたまらない状態で刺激を入れられるのでレース前に行うのが効果的。

手を水中に入れる動作。リカバリーのために水面から抜き上げた腕を、再び指先から入水する動作。

酸素を多量に取り入れながら、できるだけ長く継続して行うトレーニング。心臓や肺の機能を高め、組織・細胞に酸素を送り込むことによって健康を増進させる。

水中で仰向けになってドルフィンキックを打つ背泳ぎの技法。 背泳ぎのスタート時に行われる事が多い。競技規則では15ｍまでとなっている。アメリカの元競泳選手ジェシー・バサロ（バサイヨ）の名に由来する。

強度を上げて泳ぐこと。

からだを徐々に暖めながら、筋肉、関節、心肺機能などをスポーツをするのに適した状態に慣らしていく準備運動のこと。

伸張性筋収縮を伴う筋力トレーニング。筋肉を伸ばす方向に力がかかる。水泳の動作にはあまり存在しないが、筋力をバランスよく鍛えるという意味では、トレーニングの必要がある。

前半IMで泳ぎ、その後Frに変える。

泳ぐときの種目や距離、本数や内容を示したもの。

スタートからターン後の#ストロークまでHard。

平泳ぎ

スイス・ローザンヌに本部を置く水泳競技の国際組織。世界水泳選手権、世界短水路選手権、競泳ワールドカップなどを主催。水着など公式大会での基準も定める。

年に1度、全国の社会人スイマーが集い、事業所対抗で行われる競技会。開催前年の8月以降に加盟団体の責任のもとで行われる大会で、標準記録を突破した者が、その種目に限り申し込める。競技は一般男子と一般女子、男子のみ年齢別（30歳以上、40歳以上、50歳以上）で行われる。

英国スピード社製の水着。アメリカ航空宇宙局(NASA)や、ニュージーランドのオタゴ大学、ANSYS社、オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)、自社研究所であるアクアラボや、その他多くの専門家の協力を得て開発された。縫い目が無いのが特徴で抵抗が軽減され、撥水性にも優れる。北京五輪の年である年の、２月以降の世界新記録３７のうち３５までがスピード社製の「レーザー・レーサー」を着用。 2010年1月、FINAの競泳水着規定変更以降、ポリウレタンやラバーなどのフィルム状の素材を貼り合わせた水着、および身体の広い面積を覆う水着の着用は、公式大会で禁止されることになり、レーザー・レーサーも使用できなくなった。

耳の奥に水が入るのを防いでくれる。病気などの場合に使用する。

水の中を泳ぎの動作で移動すること

吸水性に優れたタオル。生地が柔らかく、肌触りが良い。

水泳のスタートは、事故を防ぐために飛び込むというものが基本で、足先から水に飛び込む場合と頭から飛び込む場合との２種類がある。そのうち競泳のスタートは頭から飛び込むもので、デッドスタートとモーションスタートに分けられる。

手のかきやキックの回数

ターン前5ｍ、ターン動作、ターン後5ｍを全力で行う。ターン前5ｍを「ターンイン」、ターン後5ｍを「ターンアウト」と呼ぶ。

アイカップの内側に塗ると、泳いでいる際にレンズが曇る現象が解消される。

水着の素材。ポリウレタンよりも塩素に対して強い。

国際水泳連盟（FINA）が主催する国際大会。1973年に第1回大会が開催され、2001年福岡大会以降は2年に1度、奇数年に開催されている。オリンピックの競泳では行われない自由形以外の50m種目があるのも特徴。

横向いてのキック

徐々にタイムを上げ前半から後半へ泳ぎを作り上げて行く

試合前に体調を整え、試合時に最高の状態にすること

セット終了後、次のセットを行うまでの休憩時間。

#に数字が入りその数手を回し終えるまではHardする。

日本古来の泳ぎ方。通常の泳ぎ方のみではなく、甲冑を着用して武装したままの着衣水泳という泳法や、水中での格闘技術や立ち泳ぎの体制での火縄銃の射撃など、武術としての水中での戦闘技術も含む。

国際水泳連盟（FINA）が主催する短水路の国際大会。1993年に第1回大会が開催され、2000年以降は、長水路の世界水泳選手権が開催されない偶数年に隔年で開催されている。

日本マスターズ水泳協会が主催する、最も規模の大きいマスターズ大会。マスターズ登録者なら誰でも参加することが可能（200m以上の種目には参加資格タイムあり）。通常4日間開催で、毎年5000～7000人の参加者を集めている。

心臓循環器系や筋肉の興奮をしずめ、徐々に心拍数を下げて平静に戻すためのイージースイム。運動をして熱を持った身体を冷やし、身体の疲れが残らないようしっかりと行う。

水中で最も抵抗の少ない形。流線型。スタート時に使用。

飛ばしすぎること

メインスイム。練習の中で一番の核となる練習。タイムを計測する。